
住まいを探す建売住宅お金の流れ掴んでおきましょう良い物件見つかった時慌てないために。
建売住宅とは
建売住宅とは、土地と建物が一体となっての価額が決まったものです。注文建築に比べると500万1,000万円ぐらい価額が安いです。価額が決まっているので予算が立てやすいです。
注文建築の場合は、土地を先に購入して、その上に建てる建物の見積もりを取ります。土地建物の予算が決めにくい。
土地を持っていなくても、マイホームを購入できます。完成物件であれば、実際に見て決めることができ、入居も自分のタイミングでできます。
建売住宅を探す
1.ネットですまいを探す人がほとんどです。各ポータルサイトをチェックして気に入った建売住宅を探します。時間のない人には、ポータルサイトで探すのがよいでしょう。情報量も多く、物件の写真や間取りも出ているのでとても分かりやすいです。
2.家に入ってくる投函チラシや新聞折り込み広告で探す。
土曜日・日曜日には、近所の建売住宅の売り出し物件が載ってきますので新しい情報が掴めます。
3.店頭に置いてある無料雑誌
雑誌の場合は、発行されるまでに時間がかかりますのでタイムラグがあります。
4.不動産会社の会員になって情報を送ってもらう
最初はできるだけの情報を集めてください。集めた情報量によってより良い家が見つかります。
情報を集めたことにより相場観が掴めます、物件の良い悪いがわかるようになります。
情報を集めたら気になる物件は実際に観に行きましょう。不動産屋さんに案内してもらうより、住所を聞いて自分たちで気兼ねなく観に行きましょう。できるだけ多くの物件を観てください。外観を見て気に入った建売住宅が見つかった時は、不動産屋さんに連絡して中を見せてもらいましょう。
情報をより多く集める方法があります。
一度の手間でいくつかの不動産屋さんに希望条件を伝えることができます。
自分の気に入った建売住宅が見つかった時
購入申込書を記入して申し込みをします。面白いもので自分が気に入ると、他の人も気に入りかち合うケースがあります。いちばん最初に購入申し込みをした人が一番手になります。
購入申込書には購入価額・手付金の額・住宅ローンの金額・契約日・引き渡しの時期などを記入して売主と売買交渉をします。
この中で一番大きいのが価額交渉になります。あまり大きな指値をするとひやかしと判断されて、売主からお断りが来ます。価額を書き直して、再度申し込んでも受けてもらえません。価額の指値はほどほどにしておきましょう。
売主買主条件が折り合った段階で建売住宅の契約になります。この時初めて、お金の支払いが始まります。

建売住宅が見つかった時のお金の流れ
慌てないためにもお金の流れは事前につかんでおきましょう。気に入った建売住宅が見つかりましたらご契約です。契約の時に手付金100万円から300万円の準備が必要です。
契約書に貼る印紙代
5,000万円までが1万円
5,000万円を超えて1億円までが3万円
不動産仲介会社に支払う不動産仲介手数料の半金
仲介手数料=購入価額×3%+6万円+消費税
購入物件が2,000万円 仲介手数料726,000円
購入物件が3,000万円 仲介手数料1,056,000円
購入物件が4,000万円 仲介手数料1,386,000円
購入物件が5,000万円 仲介手数料1,716,000円
住宅ローン本申し込みが通りますと金融機関と金銭消費貸借を結びます。その時に貼付する印紙代。
500万超1,000万円以下 印紙代10,000円
1,000万超5,000万円以下 印紙代20,000円
5,000万超1,億円以下 印紙代60,000円
普段使わない収入印紙はどこで手に入るのでしょう。郵便局や法務局の窓口、「収入印紙売りさばき所」の看板の出ているお店で購入することができます。
コンビニにも置いてはありますが、定額の200円の収入印紙がほとんどです。
その他金融機関の事務手数料33,000円前後です。
建売住宅決済時に集中してお金が流れます。
建売住宅購入の残代金の支払い
表示登記料 約8万円から12万円
登記料 購入する地域、広さによりますが約40万円から70万円
保証会社保証料期間35年(大手都市銀行の場合)
2,000万円借りた場合の保証料412,200円
3,000万円借りた場合の保証料618,330円
4,000万円借りた場合の保証料824,440
5,000万円借りた場合の保証料1,030,550円
不動産仲介手数料半金
固定資産税清算金
火災保険料5万円から20万円
地震保険・水災などオプションによって大きく違って来ます。
建売住宅購入してから入居までかかる日数
完成物件の場合ご契約が終わりましたら、決済までは1か月です。探している間は、いくら時間をかけても構いませんが、契約すると決済までの短い間にやることがたくさんです。
一番初めにやる重要なことは、住宅ローンの本申し込みです。住宅ローン本審査に通らなければ、前には進めません。住宅ローン本審査が通りましたら、金融機関と金銭消費貸借契約をむすびます。
建売住宅内覧会
売主立会いの下に内覧会です。
フローリングの傷やクロスの剥がれ汚れ、設備の不具合などをチェックします。もし不具合や傷などが見つかった場合、決済までに売主の責任で直してもらいます。住宅に付属する設備機器の使い方や取り扱いの注意点などの説明を受けます。
敷地の境界もこの時売主から明示されますので、境界石や鋲など確認してください。
住まいを探す建売住宅お金の流れまとめ
住まいを探している間はいくら時間をかけても構いませんが、いざ契約をしてしまいますと、短い時間の間に次々とお金の支払いが始まります。良い物件が見つかった時は、購入申し込みを入れてすぐに契約になります。手付金は、いつでも出せるように準備しておきましょう。